病院ブログ

2023.10.10更新

獣医療でよく使う漢方薬
【五苓散】

 

五苓散

 


「水」に関する身体の不調を改善するのが得意な漢方薬


・組成生薬
 沢瀉、茯苓、猪苓、桂皮、蒼朮

 

五苓散 

「水分代謝」の促進が得意な漢方薬です



余分な水分は排出し
脱水の際は水分を保持


水が滞っている部分を改善し
巡りをよくするイメージです

 

五苓散

 

獣医療では
中枢神経疾患(脊椎疾患、前庭疾患、てんかん)
急性胃腸炎
気象病(気圧の変化で症状がでるもの)
車酔い などで使用します

漢方薬はその子の体質・症状によって
合うものを処方するので
西洋薬のように
「この病気だからこの薬!」
という処方の仕方ではありません

(例)同じ膀胱炎の症状でも
その子の年齢・体質・性格・季節などを考慮すると処方する漢方薬は変わります
冷えが強い場合・湿熱が強い場合・ストレスが強い場合など

 

五苓散 

 

五苓散はその子の体力(実証・虚証)とは関係なく使える漢方薬です
他の漢方薬と併用する場合は
中医学診療をしている獣医師にご相談下さい

 

 

 

投稿者: 葉山一色ペットクリニック

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